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しまなみ海道がどこにあるか知っていますか/今治市公式note開設

-Written by 秘書広報課
こんにちは。
愛媛県今治市の公式noteを開設しました。
まずは今治のこととnoteの使い方について、前書きを残しておきます。


【今治の場所】しまなみ海道が架かっているところ

四国には本州とつながる橋が3路線あります。
・兵庫~徳島 … 明石海峡大橋&大鳴門橋(神戸淡路鳴門自動車道)
・岡山~香川 … 瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)
・広島~愛媛 … しまなみ海道(西瀬戸自動車道)
うち、しまなみ海道の愛媛県側の入り口が、今治市です。
四国の中では北西部に位置します。

西瀬戸自動車道=しまなみ海道 です (市道路課HPより)
しまなみ海道のうち最も愛媛県側にある 来島海峡大橋

しまなみ海道は自転車でも渡れる海の絶景橋として、多くの観光客やサイクリストを集めています。

【今治のブランド①】今治タオル

今治の場所は知らなくてもこの名前は知っている、という話もあるくらい、今や世界的な知名度を得た「今治タオル」。
「タオル片を水に浮かべたとき、5秒以内に沈み始めるかどうか(=吸水性)」といった厳格な品質基準を満たしたものだけが、そのブランドマークをつけることができます。
「安心・安全・高品質」なジャパンクオリティの代表製品として、ゆるぎない地位を確立しています。

https://www.imabaritowel.jp/ 
今治タオル公式サイト

今治では年に2回、多くのタオル企業が一堂に会する「タオルフェア」が開催されます。今治タオルがお安く手に入るということもあって、毎回たくさんの人でにぎわいます。

にぎわうタオルフェア

【今治のブランド②】海との深いつながり

今治の発展は海とともに在り、といっても過言ではないほど、海と今治は密接な関係があります。お魚が美味しいというのは勿論なのですが、それ以外でも、海は今治を支えてくれています。

"船"にまつわる産業

タオルとともに今治市を支える巨大産業が、船にまつわるお仕事です。
船を造る仕事である造船業では、全国有数の企業が軒を連ねており、年間製造隻数が全国一となっています。
他にも、
・船に搭載する機械やソフトウェアを造る仕事(舶用工業)
・船を使って人や物を運ぶ仕事(海運業)
といった多くの海事産業がいち地域に集まっており、海事都市「IMABARI」として世界的な知名度を誇ります。
それを象徴するのが、2年に1度開催される世界的な海事展「バリシップ」。世界の名だたる海事企業が今治に集い、その技術を展示したり新たな商談が行われたりして、業界のさらなる発展を支えています。

しまなみ海道の根本にも大きな造船所が

"海賊"がいた歴史

穏やかな海として知られる瀬戸内海ですが、その実、潮の流れが速く、古来より海の難所として船乗りを悩ませてきました。
そんな瀬戸内の海峡を征し、水先案内人として海の秩序を守ってきた一族――「村上海賊」の拠点が、今治にもありました。
活動拠点として築かれた「海城」の跡地など、今でも海賊たちの記憶が色濃く残っています。
「襲う」「奪う」のではなく「守る」ことでその地位を保っていた村上海賊の思いを大切にしながら、この海を受け継いでいます。
なお、村上海賊にまつわる一連のストーリーは、平成28年に文化庁から「日本遺産」に認定されました。

宮窪地域にある「村上海賊ミュージアム」展示の様子

"多島美"を楽しむ観光

前述のとおり、しまなみ海道沿線は観光地として多くの方に親しんでいただいており、観光の側面でも、海に大きな魅力があります。
瀬戸内海では太平洋や日本海とはまた違った雰囲気を感じられますので、ぜひいちどご覧いただきたい景色です。
景色とともにサイクリングを楽しむ方が多く、レンタサイクルもあるので自転車を持ってこなくても大丈夫です。
2年に1度、しまなみ海道を通行止めにしてサイクリングコースにする「サイクリングしまなみ」(愛媛県主催)という大イベントも行われます。

最長で140km(往復)のコースがあります

【今治のブランド③】12地域に魅力あり

現在の今治市は、平成の大合併により12の市町村が合併することによってできたまちです。つまり、少なくとも12の魅力があるということです。
島しょ部や沿岸部だけではなく、里山地域、山間部、商業地域など、さまざまな顔ぶれを有する地勢やまちのつくりになっていて、それぞれの郷土で独自に大切にされてきたものがあります。
いちどに紹介しきれませんが、どれも大切な宝物です。
ちなみに、12地域が合併したというのは、全国で3番目に大きい規模です。

合併20周年記念で作成した 各地域のポスター

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今治市が情報発信で一念発起する話

ここまで今治市にあるコンテンツについて述べてきました。いかがでしょうか。それなりに特別なモノがあるんだと思っていただけたなら幸いです。

ではその一方で、”今治”というまちの存在感はどうなのか。
ある日1本の動画が公開されました。

愛媛県の情報発信プロジェクト「まじめえひめ」が投稿したロケ動画。
出演した芸能人の方が冒頭でこうおっしゃいました。

「今治って愛媛ですか? 今治タオルの今治? 知らなかった」

苦しい……
さまざまな魅力あるモノがあり、それぞれ強力なポテンシャルを持っているにもかかわらず、今治のPRでそれを活かしきれていない、(コンテンツが先行して)今治というまちは存在感を示せていないということが浮き彫りになったのでした。

前述のこと以外にも、全国に誇る魅力はまだまだありますし、新たな知見や技術を取り入れたコンテンツもどんどん誕生しています。
そこで、そのような魅力を全国のより多くの人に感じていただくことで、今治に興味を持ってもらい、
「今治を全国区にする」
ことを目指した情報発信・PRを、本気で取り組むことにしました。

現在はそのプロジェクトの一環で、プレスリリースサービス(PR TIMES)を活用しながら、今治市が取り組んでいることを全国に向けて発信する体制を整えています。

加えて、さらに詳しく魅力をお伝えできるように、バックストーリーに思いをのせて投稿できる「note」も、この度取り入れた次第です。

今治市のnoteの使い方

まず1つの使い方としては、上述のプレスリリースサービスでの発表と連携して、より掘り下げた情報提供をできるようにしたいと思います。
プレスリリースに思いを込めたい気持ちも山々ですが、あまり長々と書き連ねるのもふさわしくない……というジレンマがありましたので、それを解決しながら皆さんに思いをお届けできれば幸いです。

さらには、他の自治体さんを参考にしながら、市職員が取材したイベントや地域の取り組み、きれいな風景などの紹介もして、より今治を身近に感じてもらえる場にしていきたいです。

他にも、事業の経緯や準備の方法、裏側の振り返りなどを、コラムやエッセイのように書き残しておけば、それは我々にとってもきっと将来役に立つと思いますし、ちょっとしたノウハウを他の地方公共団体さんと共有できるかもしれません。
ここだけの企画や、連載などもできそうですし、今までになかったクリエイティブな場ということもあり、さまざまなチャレンジができそうですね。

とにかく総じて、全国の皆さんに今治を知ってもらう、今治とつながってもらうキッカケになれるような運用を行っていきます。
どうぞよろしくお願いします。

今治市街


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